●便利さの中の人間性
パソコンで文章を書くのは当たり前のご時世になってきた。打ち慣れてくると、変換キーを押した後も、確認しないで次の文章を打ち続ける。やっと終わったな、と文章を読み返せばよいのだが、そのまま相手に送ってしまったり、プリントアウトをするからおかしな文章が生まれてしまう。
今年の「”変換ミス”コンテスト」(財団法人『日本漢字能力検定協会』)に、車で移動中に渋滞に巻き込まれた女性が、友人にメールで状況を知らせたところ、「寄生虫で重体(規制中で渋滞)」、と。笑うに笑えない変換ミスである。変換ミスもさることながら、前の定型文書をそのまま使用して、日付が何年も前のまま送付してしまうこともざらにある。
便利になった分、内容のチェックくらいはしっかりとしたいものである。とは言いつつも、そんなミスをするのが人間なのかも知れませんね。
(羽曽太郎)