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2006年06月26日

●親切の心を広げて

あなたを勇気づけ、 励ましてくれる3分間。
毎週月曜日に替わる「こころの電話」で紹介したお話を紹介しています。

こころの電話番号:03-3818-7977
東京以外の地域からの電話

親切の心を広げて

人に喜んでいただけることが、自分の心をどれほど豊かにするでしょうか。
人から受けたちょっとした親切が、どれほど私たちの心を和ませてくれることでしょう。
人はお互い、人の親切を受けて、今日を生きています。だれひとりとして、人の親切を受けたことがない人はいないはずです。
しかし、小さな親切が新聞に大きく報じられるのをみると、今の社会はそれだけ親切心の薄い社会だと言えるかもしれません。
困っている人を見たとき、心の底から助かってもらいたいと思い、できる限りのことをさせていただきたいと思う心は、実はだれにもそなわっている心ではないでしょうか。
しかし、自分がこれほど親切にしているのにと、何か見返りを期待したり、親切が自己満足のためであったりするところが、ややもすると出てきがちです。
私は、ある時友人に「私を見て、どんな人間であるか遠慮なく言って欲しい」と頼んだことがあります。
するとその友人は、「あなたは不親切な人間だ」というのです。私はびっくりしました。
自分では、ある程度親切な人間だと思っていたのに、その人にとってはうわべだけの「親切心」としか映っていなかったのでした。
このことをとおして、人間というものは、自分勝手な思いこみでいろいろな人と接していることが少なくないことに気づかされました。
金光教の教祖は、「人が人を助けるのが人間である。人を助けることができるのは、ありがたいことではないか。人の助かることが天地の神様の願いである」と教えてくださっています。
「われ関せず」という風潮が強ければ強いほど、みんなそれぞれにもっている親切の心を、素直にありがたく思い、親切に人と接し、人の助かりを願っていくという心を、日々はぐくんでいくことが大切であると思います。
そして、自分の心にはぐくまれたものが、そのまま人への親切となってあらわれてくるような毎日を送りたいものです。