●辛いのはあなただけじやない
あなたを勇気づけ、 励ましてくれる3分間。
毎週月曜日に替わる「こころの電話」で紹介したお話を紹介しています。
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辛いのはあなただけじやない
中学校に通うA子さんは、教室の掃除中に、悪ふざけをしていた男子生徒のB君のふりまわしたほうきの柄が眼球に当たり大けがをしてしまいました。
眼の傷は思ったよりも深く、場合によっては、失明するかもしれないということでした。
A子さんは、眼が見えなくなるかもしれないという恐さで、涙が止まりませんでした。
そして、A子さんの悲しみは、いつしかB君への憎しみに変わっていったのです。
B君のことを思うと腹立たしくなり、イライラするようになりました。
そんなA子さんにお母さんは、「あなたの気持ちはよくわかるけど、辛いのはあなただけではないのよ。B君は、あなたにけがをさせて申し訳なく思っているでしょうし、失明してしまったらどうしよう、一生取り返しのつかないことになってしまう、とあなた以上に苦しんでいると思うわよ。だから、B君を悪く思うのはやめなさい。あなたの眼が見えるようになれば、B君も安心するのだし、あなたにとってもそれが一番の願いなのだから、B君のことを許してあげる心で、神様に元どおり眼が見えますようにとお願いしましょう。」と、話をして聞かせました。
その日から、A子さんとお母さんは、毎日金光教の教会へお参りして、眼が元の通り見えるようになることと、B君のことを許せる心になれるよう、神様にお願いし続けました。
それから数日後、お医者さんから、「眼は大丈夫。元どおり治りますよ。」と聞かされ、お母さんも、A子さんも大喜びして、早速教会にお参りすると、教会の先生は「よかったですね。あなたたち親子が毎日教会へお参りするなかで、B君を許せる気持ちになったのが神様に通じたのでしょう」とお話しくださいました。
A子さんとお母さんは改めて神様に御礼を申し上げました。B君もきっと、安心してくれることでしょう。