●心の持ち方ひとつで
あなたを勇気づけ、 励ましてくれる3分間。
毎週月曜日に替わる「こころの電話」で紹介したお話を紹介しています。
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心の持ち方ひとつで
ある老人会の新年会で福引きがあり、丸いおぼんを当てた人がありました。
ところがその老人が、ひどくしょげ返っているので、わけを尋ねますと、「よりによって、縁起でもないものが当たった。おぼんといえば、夏に先祖の霊(みたま)を迎えるお盆と同じ言葉だ。近頃、体のぐあいがよくないと気にしていたところへ、お盆が当たるなんて。今年は、いよいよお迎えが来そうで、もうたまらない気持ちだ」と言って真剣に嘆いているのです。
そんな彼を見て、わたしは「それなら一度、金光教の教会の先生にお話を聞いてみたら」と言いました。
彼と一緒に、さっそく教会の先生に話を聞くことにしました。
先生は、その老人の話を一通り聞き終わると「確かにあなたが言われるとおりお盆といえば、夏に霊(みたま)を迎えるものかも知れません。でも、このおぼんのように、角のない丸い(まあるい)心で暮らすようにと神様が用意してくださったのだと思い方を替えてみませんか」と話しました。
彼は、「先生の言われるとおりですね。思い方、受け方ひとつで、こんなにも自分の心が変わるなんて思ってもいませんでした。」と、これまでの胸のつかえが一度に取れたようで、晴れ晴れとした表情で答えました。
それから老人は家に帰り、家族に今日の出来事を話し、「何よりもよい物が当たった。これを壁飾りのようにして毎日見ながら、このおぼんのように、角のない丸い(まあるい)心で暮らそう」と話したのです。
その後、それまで、ぎくしゃくしていた家庭が、だんだん明るく円満になったということです。
思い方、受け方ひとつで、こんなにも、物事の意味や価値が違ってくるのですから、心の持ち方に注意したいものです。