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2006年09月11日

●幸せの貯金箱

あなたを勇気づけ、 励ましてくれる3分間。
毎週月曜日に替わる「こころの電話」で紹介したお話を紹介しています。

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幸せの貯金箱

去年の夏、十歳になる息子がかくれんぼをしている時、頭のてっぺんに7針を縫う怪我をしました。頭から真っ赤な血を流している息子を見て、私は、気を失いそうになりましたが、必死で息子の頭をタオルで押さえて救急病院へ行き、手当を受けることができました。
傷の痛みは、ほどなくして消えたようですが、抜糸をしてみると、7センチほどの傷がくっきりと一直線に見えるではありませんか。私は、どのように息子をなぐさめたらいいものかと、しばらくおろおろしていると、息子は意外にも、「お母さん、僕の頭の傷って貯金箱みたいだよね」と言ったのです。頭の傷跡を気にもとめない息子の一言に助けられた私は、「なんだかいい事がたくさん貯まりそうね。幸せがたくさん入る貯金箱になるといいね」と声をかけることができたのです。
誰にも怪我や過ちはあります。しかし、起こってしまった事に対して、相手を責めたり、悔やんだりしても、マイナスの生き方しか生まれてこないと思います。それよりも、自然と元気が湧き出てくるように心がけることが、大切だということに気づいたのです。
この怪我で、家族みんなが楽しみにしていた海水浴が、中止になってしまいました。しかし、兄姉たちは一言も弟を責めたりすることはありませんでした。それどころか、怪我の回復を願ってくれたのです。
息子の怪我を通して、家族みんなが思いやりの心をもってくれたことをありがたく思います。そして、これからも、そんな幸せを貯金箱にたくさんつめ込んでいってもらいたいと思います。

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