●「ありがとう」の一言
あなたを勇気づけ、 励ましてくれる3分間。
毎週月曜日に替わる「こころの電話」で紹介したお話を紹介しています。
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「ありがとう」の一言
ある日、A子さんが電話帳で教会を調べて、訪ねてこられました。
彼女は、自分の不注意から交通事故に遭い、半身不随の障害を負っていました。
それ以来彼女は、両親の世話を受けて生活してきましたが、何か気に入らないことがあれば愚痴や不平を言ったり、時には暴力を振るうこともあったそうです。そのために、お母さんはノイローゼになってしまいました。
その話をA子さんから聞いた私は「あなたも辛いでしょう。しかし、お母さんだってあなたの辛い姿を見て悲しんでおられるのですよ。けがをして身体が不自由になったことに甘えていてはダメです。今までお世話になったことに一言『ありがとう』と言ってみてはどうですか。あなたが、誰かに何かをした時に、感謝の一言を言われたらうれしいでしょう。お世話になった時に『ありがとう』と一言言えば、お母さんもあなたも、きっと明るい気持ちになれますよ」と、話をしたのでした。
しかし、A子さんは、はじめはなかなか感謝の言葉を言えなかったのです。
度々教会にお参りされましたが、その度に私は、彼女に感謝の気持ちを持つことの大切さについて語りました。
そしてある時、彼女はついに「ありがとう」の一言を言えることができたのです。そしてお参りする度に表情も明るくなってきました。
その後、お母さんも快方に向かい、家庭も段々と明るくなっていきました。
これからも「ありがとう」の一言を忘れずに過ごしてほしいと思います。