« 東京都千住教会副教会長・太田恵春先生お国替え | メイン | 小鳩のなかに神を見た »

2006年11月06日

●怪獣役の息子

あなたを勇気づけ、 励ましてくれる3分間。
毎週月曜日に替わる「こころの電話」で紹介したお話を紹介しています。

こころの電話番号:03-3818-7977
東京以外の地域からの電話

怪獣役の息子

ある時、息子の信ちゃんに幼稚園での遊びを尋ねると「毎日ヒーローごっこしてるねん、ぼくはいつも怪獣になるんや」とのこと。
「信ちゃんはヒーローにはならないの」と聞き直すと、「うん、いつも怪獣」とケロリと言います。「交代で怪獣になればいいのに」と言うと、「みんな怪獣下手やし、怪獣おらんと遊べへんから」との返事でした。
どうやら、数人で遊んでいるのに、みんな正義の味方をやりたいらしく、息子ひとりが怪獣役を一手にひきうけているらしいのです。
まさか、いじめではないだろう、とは思いましたが、気になったので参観日に、先生に聞いてみました。
すると、先生は「信ちゃんがいじめられているなんてことはありませんよ。怪獣役をしているのはよく見ますが、本当に上手なんですよ」と言った後で、こんな話をしてくれました。
「ヒーローごっこでは、正義の味方よりも怪獣役の方が難しいんですよ。怪獣役は強すぎても、弱すぎても駄目なんです。信ちゃんはみんなと戦いながら、その場の雰囲気を何となく感じ取って、強くなったり弱くなったりして、しかも最後には負けてあげているのです。信ちゃんはそういう気配りがちゃんと出来るから、怪獣役が務まるのですよ」、となんだか恥ずかしくなるような言葉を聞かされました。
いじめではなくてホッとしたのと同時に、子どもは子どもなりに周りに気配りができるように成長していたのだ、ということがわかって、とてもうれしく思いました。同時に、わが子中心にしか考えていなかった私自身を反省させられました。
怪獣の役を立派にこなす信ちゃんであることがとてもうれしいことでした。でも、今度の休みには、私が怪獣の役をして、信ちゃんのヒーロー役も見てみたいなあと思う親バカな私でした。

コメントする

(初めてのコメントの時は、コメントが表示されるためにこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまでコメントは表示されませんのでしばらくお待ちください)