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2006年11月27日

●冬を越したゴムの木

あなたを勇気づけ、 励ましてくれる3分間。
毎週月曜日に替わる「こころの電話」で紹介したお話を紹介しています。

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冬を越したゴムの木

夏にゴムの木を頂きました。一メートル半ほどの高さで、室内観賞用のゴムの木です。日に輝く緑の葉が美しく、心が和みます。
ところが、冬になると、そのゴムの木が弱りだしました。
花屋さんから、原因は暖房の風が当たることだと教わり、さっそくゴムの木を移動してみましたが、どこにおいても暖房の風が当たってしまいます。
仕方なく、外に出すことにしました。妻は、「ゴムの木は熱帯の植物なのに、東京の寒空の下で冬を越せるのかしら」と心配していました。
数日後、ゴムの木の葉は全部落ち、一本の幹だけになってしまいました。
やがては、その幹さえ枯れてしまうだろうなあと思いながらも、私たちは幹だけとなったゴムの木の世話を続けました。
そして、冬が過ぎ去った三月のある日、思いがけずも、その幹から新芽が出てきたのです。
これまでの苦労が報われたように感じて、私たちは喜び合いました。
同時に、枯れてしまうかも知れないと思っていたゴムの木から芽が出てきたことに対して驚き、何かしら、生命力の神秘さ、不思議さのようなものを感じました。
そして、このかわいらしい新芽に込められた多くの働きに思いをはせました。
「私たちも、厳しい環境におかれたり、時々に辛い出来事に出会うことがある。しかし、それを乗り越えていくことによって、命や物を尊ぶ心が育まれていくことがあるだろう。」「そして、この新芽のように周りの人や物に対して喜びや安らぎを与えられる自分に成長していきたいものだなぁ」
そう妻に話をしながら、冬を越して、活き活きと若い芽を吹き返したゴムの木を見つめていました。

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