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2007年05月14日

●駅までの15分

あなたを勇気づけ、 励ましてくれる3分間。
毎週月曜日に替わる「こころの電話」で紹介したお話を紹介しています。

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駅までの15分

 その日私は、大切な会議があって、岡山まで新幹線で行くことになっていました。駅まで行くバスに乗ろうと早歩きしていると、「あっ!」。目の前でバスが行ってしまったのです。「このバスに乗っても新幹線の時間にギリギリなのにどうしよう!次の電車だと1時間も遅刻しちゃう!」。私は思いきって、タクシーで行くことにしました。
 「運転手さん、駅まで急いで!15分後の新幹線に乗りたいの」「えー!?」。無理もありません。下手をすると20分はかかる道のりです。それに切符も買っていない。でも、うまく行ければ間に合うかもしれない。私は心の中で走っていました。早く、早く!ところが、当の運転手さんは落ち着き払っているではありませんか。それを見て増々イライラしている私の様子を見て「お客さん、そんなに急ぐくらいなら、もっと早く家を出ればいいのに」なんて言うんです。「何ですって?早く出られなかったから、タクシーに乗ったんじゃないのよ!」と、一瞬思ったのですが、冷静に考えるとその通りです。もともと自分のせいで遅れそうになっているのに、運転手さんを責めるのはおかしなことです。ましてや、私一人が車の中でイライラしたところで、信号が早く変わる訳でもないし。「そうか、同じ15分なら、焦るよりゆったりした気持ちでいた方がいいよな。胃も痛くならないし」そう気がついたのです。
 金光教祖が「わが心でわが身を救い助けよ」と教えて下さったのは、こういうことなのかな、と思いました。
 気がつくと、車はスムーズにノンストップで、しかも余裕で駅に着いていました。私は大切なことを気付かせてくれた運転手さんに「ありがとうございました」と心からお礼を言いました。
 私はこのことがあってから、イライラしそうな時でも落ち着いて考えられるようになりました。

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