●孫三人から おばあちゃんへ
孫三人から おばあちゃんへ
今年八十二歳で亡くなられた佐藤さんは、戦中戦後の苦しい時を経て、ご主人とともに田舎で材木業を営んで来られました。今でこそ道路も良くなり、金光教の教会へも楽に参拝できますが、かつては、不便で長い道のりでした。しかし、佐藤さんは不足一つ言うことなく、教会への参拝やお祭のご用に進んで励まれた方でした。
この佐藤さんの告別式で、お孫さんの代表の方が次のようなメッセージを贈りました。
「おばあちゃんは、私たち七人 大家族のムードメーカーでした。私たちが幼いころは、忙しいお母さんの代わりにお風呂に入れてくれたり、毎晩、おばあちゃんオリジナルの昔話で私たちを寝かしつけてくれました。
また、旅行が好きだったおばあちゃん。おじいちゃんといつも一緒で、旅行から帰ってきた時には、私たち姉妹が喧嘩しないようにたくさんのお土産を買ってきてくれて、『あなたたちのお土産を買うのに忙しかったわ』と、笑いながら楽しそうに分けてくれたのを覚えています。
脳梗塞という重い病気の時も、家族、親戚みんながそばにいたのは、おばあちゃんの喜びいっぱいの生き方と、一言で周囲の考え方を変えてしまうほどのパワーがあったからです。
私たちは、誰にでも優しく、人の喜びを自分のことのように一緒に喜んでくれるおばあちゃんが、大好きです。そして、尊敬の気持ちでいっぱいです。
多くを語るより、笑顔と行動でたくさんのことを教えてくれたおばあちゃん、本当にありがとうございました」
生前、多くの苦しい時を経験した佐藤さんですが、どんな時にも不足を言うことなく、明るく周囲を和ませてきました。この信心に根ざした佐藤さんの生き方を、お孫さんたちもきっと受け継いでいってくれることでしょう。