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2007年07月16日

●あめあめふれふれ

あなたを勇気づけ、 励ましてくれる3分間。
毎週月曜日に替わる「こころの電話」で紹介したお話を紹介しています。

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東京以外の地域からの電話

あめあめふれふれ

 小学生の子どもたちを連れて、一泊二日のキャンプに行った時の話です。
 出発の時から、曇り空で、今にも雨が降りそうでしたが、キャンプ場に着いて、テントと雨よけのシートを張り終えた頃、やはりポツポツと雨が降ってきました。もちろん、雨の時のことも考えて計画は立てていましたが、晴れているに越したことはありません。川での水浴びも、夜のキャンプファイヤーも中止にしなくてはならず、炊事も何かと大変だなあ、と不満を漏らしそうになった時のことです。
 がっかりしながら、雨雲のようすを見上げる私のうしろで、「あめ、あめ、もっとふれ、ワーイ」という子供たちの歓声が上がりました。振り返ると、子供たちが、雨よけのシートを押したり引っ張ったりしています。シートに雨水がいっぱい貯まると、端から滝のように水が流れ落ちるのですが、どうやら、それを見るのが楽しくて叫んでいたのです。
 雨はだんだんとひどくなり、雷も鳴り始めました。しかし、子供たちはテントの中に避難してからも、静かになるどころか、雷が鳴るたびにワーワー、キャーキャー、と歓声を上げてよろこんでいます。雨に文句を言いそうな私とは違って、子供たちは、雨が降ってきたことを、本当に楽しそうに受け止めていたのです。
 その時私はハッとしました。出発前に、キャンプでは自然とふれあうことが大切だよ、と子供たちには言っておきながら、雨が降っただけで、私は、不満を抱いていたからです。自然と触れあうということは、自分勝手な思いを自然に対して押しつけることではなく、人間の力を越えた自然の大いなる働きに気づき、その中で喜びを見い出していくことだったはずです。またそこから、自然の恵みに対する感謝の思いも生まれるのでしょう。あらためて子供に教えられたような気がしました。

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