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2007年09月24日

●「人に助けられて」

あなたを勇気づけ、 励ましてくれる3分間。
毎週月曜日に替わる「こころの電話」で紹介したお話を紹介しています。

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「人に助けられて」

私は人形劇の同好会に入っています。先日、県外の老人ホームの慰問に出かけた時のことです。
すがすがしい青空のもと、私たちは気分よく出発し、道中は楽しく会話をしながら電車で目的地へ向かいました。しかし、あまりに盛り上がりすぎたせいで、私たちは、途中の乗り換え駅をそのまま通り過ぎてしまいました。「あっ、ちょっと…、みんな!」そう気付いた時は、もうドアが閉まっていました。余裕を持って出発したとはいえ、相当な時間のロスになってしまい、乗り換え駅に引き返しましたが、次の接続電車が来るまで一時間程待たなければならず、このままでは開演の時間に間に合いません。私たちは迷ったあげく、電車での移動をあきらめ、やむなくタクシーで移動することにしました。
でも、そのタクシーもなかなか掴まえられないまま時間だけが刻々と過ぎていきました。元はといえば、私達の不注意から起こったこと。私は心の中で神様に何回もお詫びをし、どうか関係の方々にご迷惑のかからないようにと、一心にお祈りしました。
―すると、一人の女性が、「あのー、何かお困りですか?」と声をかけてくれました。私たちの会話、様子から、何か困っているような雰囲気を感じ取られたようです。私が事情を説明すると、「それならこれから私が向かう所と方向が同じなのでどうぞ乗ってください」と言ってくださいました。「なんと…」まるで神様がその人を差し向けてくださったとしか思えないようなタイミングでした。おかげで私たちはなんとか予定の時間までに会場にたどり着くことができ、公演も無事に終えることができました。
トラブルにあっても、そのことを乗り越えることができ、何とか順調にいったのも、車を提供してくださった方のおかげだと私は心の中でもう一度感謝しました。

親切を尽くすということについて、金光教の教祖は次のような教えを伝えています。
「神に参るだけが信心ではない。至急の時には、お礼を当てにするようなことではなく、格別の親切を尽くすがよい。急難にかかってる人がいたら早く行って助けてあげ、火事があれば早く行って火を消す手伝いを潔くすれば、これが真の信心親切となる」

神を拝むだけが信心ではない。人に親切を尽くすこと、それが信心になる。そして、人に親切を行えば、人が助かると同時に、親切にした自分の心がきれいに磨かれる。そう説いているのです。困っている人がいたら「親切にしてやる」という思いではなく、自分の心を磨くチャンスでもあるのだから「親切にさせていただく」という思いで、心を尽くしていきたいと思います。

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