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2007年11月19日

●もっと昔話を

あなたを勇気づけ、 励ましてくれる3分間。
毎週月曜日に替わる「こころの電話」で紹介したお話を紹介しています。

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 もっと昔話を 

 わが家へ友人の子供たちが遊びに来た時のことです。その子供たちと一緒に寝ることになり、床につくと「おばさん何かお話しして、絵本読んで」とせがまれました。そこで、私は子供たちに、「いつもどんなお話を聞いてるの?」と尋ねると、あまり聞かされていない様子で、少し驚きました。
 私は小さい頃、寝る前に昔ばなしをよく聞きました。父が「昔々、あるところにお爺さんとお婆さんが住んでいました。・・・」と話し出すと、私が「昔々ってどのくらい昔?」と聞き、父は「昔々のまた昔・・」と言って話を続けていくのです。このようにして、いろいろな昔ばなしや童話を繰り返し聞いたものです。話の内容もさることながら、親子で過ごすひとときがとても楽しみでもありました。そのおかげで、話を聞くことや読書が大変好きになり、やさしくおだやかな心が、育まれたような気がします。
 以前、読んだ本の中に、「親のぬくもりを感じながら優れた本に接し、一緒に共感し合うひとときは、子どもの感性や心を豊かにする貴重な時間となる。食事の時間のように『本の時間』を設けるなど工夫して、少ない時間でもいいから毎日本を読み聞かせることが大切である」というような内容のことが書かれており、大変興味深く思いました。
 今、子供たちの心が荒廃し、学級崩壊や不登校、さらに、非行や犯罪などが社会問題となっています。私は、その原因の多くは主に家庭にあるのではないかと思います。こうした大きな問題を解決していく一つとして、親が子供に昔ばなしをしたり、本を読んであげるというささやかな取り組みによって、親と子の心のふれあいや絆ができ、感性の豊かな子供たちが育つのではないかと思います。

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