●「謎を解き明かせ」
我らが生活する「地球」には遙か遠き昔から「太陽」と「月」が大きく関わってきた。
「太陽」は我ら、生きとし生ける者には無くてはならぬもの。「月」は我らの生活の深きところでは大変に関わりを持つとも感じるが、我らの「知識」ではあまりに窺い知れぬ部分が多い。しかし何とはなしに「月」に対する畏敬は我ら古来より持ち続けている。何とは分からないが、やはり何か関わりを感じさせられるという意識。「太陽」が光なら「月」は影。然して、その「月」は生きる物に不思議な力を与えてくれるもの、人の生命の根源に深く関わるもの、それを作用するもの、と置く。
そこで意を述ぶれば、江戸末期のある人が「日天子様のお気障りは干魃と暴風、月天子様のお気障りは地震なり」と残されてありますが、「太陽」と「地球」の関係は今は広く社会に知れ渡る中、「月」と「地球」の関係は未だ少なく、その働きは「引力」「人の生命の根源に根ざすもの」ぐらいの「域」から出ていないように思います。願わくは爾後の人、その謎を大いに解き明かして貰いたいと願う。
鈴木肇